あなたが精一杯頑張っているから
ハートが輝いていると言えば 一番初めに思い浮かぶのは 医療従事者の方です
大変な世の中になってから ご自分は命の危険に晒されながらも お仕事をしてくださり 本当に心から感謝するばかりです
世の中が落ち着いて もう二度と激務になられないこと 命の危険に晒されることがないことを願うばかりです
大変なお仕事はたくさんあると思いますが 私は ホテルのお仕事もその一つではないかと思います
最高のおもてなしをし お客様が満足されることは勿論のこと
言葉遣い 振る舞い 品性など 一朝一夕には身につくものではない 内面から醸し出される品格を高く必要とされるお仕事ではないかと思います
以前大女優さんが プライベートでホテルに宿泊された時のお話なのですが
たぶん 上得意様なのでしょうね
到着されると 皆さんが並んでお出迎えしてくださったらしいのですが
皆さんに
「あ どうも」
「あ どうも」
と御挨拶をして お部屋に到着されたそうです
ところが
暫くして 鏡を見ると赤面となる状況が・・・
なんと 背中側のスカートの裾が 下着のウエスト部分に挟まって お尻が丸出しだったそうです
大女優さんでなくても 一般人でも きっと顔から火が出ます
ここで一つ 人によって意見が分かれるかと思うのですが・・・
何故 ホテルの人はどなたも そっとお伝えされなかったのでしょうか?
当然気付いているはずです
もし お伝えされていれば ロビー以降 お部屋に到着されるまで 他のお客様の目に触れることはなかったかもしれません
でもお伝えされなかったのです
ここからは 私の解釈ですが
ご本人は どこで気付かれても恥ずかしいことには違いがありません
ですが 三択として
1 お部屋に到着して 自分で気付く
2 ロビー以降 一般のお客様に教えていただく
3 入り口に並んで御挨拶しておられる ホテルの人に教えていただく
と した場合
2は お部屋に到着されるまで 一般のお客様にはお会いにならなかった可能生もあります
又 ホテルの方が荷物を持って傍におられて 当然その状況も分かっておられて何もお伝えされないという状況を見られると 一般の方も何も言えないかもしれません
「そんな水くさい!」
かもしれませんが 私だったらだぶんお伝えすることはしないと思います
3は 大女優さんを 大勢の人の前で恥をかかすということではないでしょうか?
それならば プロですもの 見たけれど見ないふりというか 見ていないというか 脳裏から消し去ることができるかどうかは分かりませんが そのような状況は決してありませんでしたというプロ意識なのかと・・・
このような事例の場合 ホテルマンとしての正しいマニュアルは分かりませんが
厚かましくも もし 私がその大女優さんなら どれも恥ずかしいとは言え このホテルの場面なら やはり部屋で赤面したいかなぁ
変な例えですが・・・
内科の診察が男の先生でも 相手はプロで それが職業だから恥ずかしいとは言え大丈夫だけど
知らんおっちゃんには見せられないと言いますか・・・
ホテルマンもプロで それが職業だから 恥をかかさないために あえて伝えなかったのなら そういうものかと・・・
だいぶ変な理屈ですが・・・
でも 街の道でなら 一般の方なので 即刻教えていただきたいです・・・
私は何故か スカートの後ろのファスナーを開けたままの人によく遭遇します
そんな時 正しいかどうかは別にして やっぱりそのままは気の毒な気がして そっと教えてあげています
ホテルの話とは真逆になりますが・・・
医療従事者の方も ホテルマンの方も
使命や品格を持って
高い志で 精一杯頑張っておられるから
ハートが輝いているのではないかと思っています