人は人 私は私と思えたら
私のことを知ってくださっている方には 笑えるお話かもしれませんが・・・
初めてお会いする方には もれなく
「ふわっと されていますね!」
と言われると このホームページでも 何度かお話をさせていただきましたが 実は この話には続きがありまして・・・
仕事などの関係で それ程プライベートに踏み込まない場合は ふわっとだけで終わるのですが・・・
少しお話をするようになり 私の背景が分からないままだと 皆さんどれだけ想像力が豊かなのかと思います
具体的な表現で
「何一つ ご苦労なんてないのでしょう?」
であったり
「休日は ご主人様と ゆったりと お過ごしなんでしょ!」
などなど・・・
皆さん 超売れっ子の小説家になれそうな想像力です
でも
そう言って頂けるのは光栄です
少なくとも 見るも気の毒にやつれ果てているのではないと 勝手ながら いいように解釈させてもらってます
現実は 子育て中は何もかもが綱渡りで いろんな意味で自転車操業でありましたから・・・
ハハハ~です
皆さんのおおよその総意は
【人生に悩み事がなく 旦那に頼って気楽に暮らしている人】
ではないかと・・・
そうは言いながらも 我が家の状況を話さなければならない時もあり
そうなると 皆さん固まるといいますか・・・
ただただ申し訳なさそうに お詫びくださるのですが 私の方は全く気にしていないので かえって申し訳ない気持ちです
何故悩みがないように思われるのかは分かりませんが・・・
自分自身が あまり摩擦なく 人生を気楽に過ごせるのは
人と争うことがとにかく嫌いで 人様のことが 全く気にならないからかもしれません
人様にご迷惑をおかけすることは 気にしなくてはなりませんが
例えば お金持ちであっても 才能がある人でも 凄いとは思いますが 羨ましいと思うことはないです
勿論 お金がある方がいいし 才能がある方がいいに決まっています
でも 悔しいとか 妬ましいという気持ちは 本当に全くないです
子どもが学生時代 友達に 勉強もできスポーツもでき 凄い子がたくさんいました
それでも同じように 凄いとは思っても 悔しいとか 妬ましいとか もう一つ言ったら
「あの子さえいなければ 我が子が・・・」
なんて 思ったことはないです
だから
子ども全員に
「勉強しなさい!」
と言ったことは一度もないです
興味のないことには 全く努力できない私なので 自主性がないことには 人から何を言われても意味がないということを 誰よりも知っていましたから
但し それが正解がどうかは また別の問題ですが・・・
そして
母親として 我が子のハングリー精神を育てなくてはいけないとしたら 完全にアウトかもしれません
自分では これらのことをあまり気にしていなかったのですが
ある人に
「そんな風に生きられたら 楽でいいね」
と言っていただきました
そして
「自分の子どもを信じているんやね」
とも言っていただきました
その時初めて気付いたのですが
羨ましく思わないのは
我が子も自分も 駄目なところも できないこともいっぱいあるけれど
人に誇れるまでではなくても 我が子は我が子なりに 私は私なりに いいところもきっとあると思って 我が子も自分も 認めているのかもしれません
ありのままの自分を認めること
ありのままの自分を尊重すること
そして
自分自身に価値を感じて
自分自身の全存在を肯定するという
自己肯定感なのかもしれません
だから 人と比べる必要がないのかもしれません
たとえ 人と比べて 我が子も自分も 人より劣っていたとしても 人は皆 唯一無二の存在 オンリーワンであると思っているのかもしれません
それが
「子どもを信じているんやね」
と とても有り難いお言葉をいただいた答えかもしれません
そして 自己肯定感には 自分を尊重すると同時に 人も尊重するという気持ちがあると思いますので 人と比べ 優劣をつけるという感覚にはならないのかもしれません
学生時代はスポーツもしていて それなりに闘争力もあったはずなのですが 結婚してから 人生があまりにも変化したせいか・・・
仮に 人と比べようにも あまりにも波瀾万丈になったため 私の周りに同じような境遇の人がおられず・・・当然ながら・・・
比べるというのは ある意味 まぁまぁどんぐりの背比べなので どっちが勝っているか 負けているかとなるのではないでしょうか
圧倒的な差があれば 最初から勝負はついているので 比べる存在ではないような気もします
きっと私には 比べる人すらいなかったのでしょう
母が 私の境遇を嘆いて
「親戚中捜しても 近所中捜しても あんたみたいな気の毒な人おらんわ!」
「テレビの身の上相談でも 聞いたことない!」
と言いましたので 余程のことで 比べる人は皆無だったのでしょう
もうここまでくると
本当に ドロドロの沼の底を見てきた感じと言いますか
もう 行ききった感じと言いますか・・・
でも
人と比べることもない
人を羨ましいと思うこともない
人を嫉むこともないから
苦しくもないです
ただただ 人生が楽ちんです
私が この世で経験しなくてはいけない苦しみが修行だったならば
その先には
他の人は苦しくても
私は人と比べる苦しみはないという ご褒美がついてきたのかなぁと思っています
何事もお気楽なもので・・・
今日も
ハハハ~ですかね~