今日生きていることこそ奇跡
奇跡と言えば
残り少ない余命と言われていた人の 病気が完治した時や
常識では考えられない出来事が起きた時に使いますが
本当は 今日生きていることこそ
奇跡ではないかと思います
私がよく思うのは
人が生まれてくること自体が奇跡に思えます
そして 人それぞれの寿命があるにしても
毎日生きていることも奇跡に思えます
又 少しの行動の違いで
悲しいことに 事故に遭ってしまったり
又 逆に 事故に遭わなかったりということもあります
何かの都合で 悪いことが起きなかった時には
運良くという言葉も使いますが
たとえ 自分が寝坊をして 重大なことに巻き込まれなかった時でも
奇跡的にという言葉を使うかなぁと思います
昔 我が子達が見ていたアニメでは
ヒーローに みんなが力を与えるという場面がありました
特別な力のない多くの人間が 特殊な能力のある ヒーローに 力を与えるのです
多くの人が同じ方向を見て
多くの人が同じ気持ちになって
多くの人が何が何でもやるんだ
という 一つの気持ちになったら
そこに 人知を越えた 奇跡が生まれるというストーリーを 今でもハッキリと覚えています
勿論 アニメの中のお話なのですが
今の大変な世の中になってから
このアニメを何度も思い出しました
奇跡には たとえ100%でなくても
人の力で起こし 限りなく奇跡に近づいていけることもあるのではないかなぁと思っています
今も みんなで奇跡を起こせる時なのではないでしょうか
ただただ 以前のような 平穏な日常が戻ることを願ってやみません
話はだいぶ変わりますが
随分前に住んでいたマンションでのことです
ある日の夜 仕事から帰って来て
マンションの下から我が家を見上げると
え~~と思う光景が・・・
ベランダにお布団を干したまま 出勤してしまったのです
時刻は 夜の8時!
時は秋!
お布団に触るのが恐ろしい!
絶対に冷たい!
今夜はお客様布団にお世話になるしかない!
ここまで来て たいして時間の差はないのに
走って自宅に戻りました
わちゃわちゃしながら 鍵を開け
カバンを投げ捨て ベランダへ直行!
その途中
左目に飛び込んできた
折りたたんである 一組の布団!
???
???
なんで?
うちの布団は室内にある!
そんなことはないと思いながらも
マンションの下から見上げた階数を間違えたのかなぁ?
と思って ベランダに行くと
私がいつも干している手摺りに
きちんと お布団が干してあります
なんで~
なんで~
でも
お布団を取り入れてみると
我が家のお布団ではありませんでした
一旦落ち着いて 冷静になってみました
泥棒が入って よそのお布団を持ち込んで干していった?
それはないなぁ!
・・・
・・・
ちょっとしたら
はっと思って
玄関の新聞受けに向かいました
そうすると
お手紙が入っていて
高層階の方の お家のお布団が
落ちてしまい
地面まで行かずに
途中の我が家の手摺りに
物の見事に 干したかのように 真っ直ぐに引っかかったらしいです!
すぐに お宅までお届けしましたが
非常に恐縮され 申し訳ないほどでした
私の方は 仕事とはいえ
遅くなったので やきもきされていただろうなぁと思い
なんだか 申し訳ない気持ちもあり
何より 雨が降らなくて良かった!
外泊している時でなくて良かった!
と 心から思いました
意味はちょっと違うけど
奇跡という言葉を思い出すと
20メートル近く落下して
きちんと 手摺りに干したかのように引っかかった あのお布団のことも 同時に思い出して
くすっと笑える うっすら奇跡の 出来事の一つです・・・