かけがえのない
一日一年一生だから
皆さん いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます
皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか
あんなに暑かった夏を忘れる程 最近は寒いと感じる日があります
我が家のベランダから真正面に見える ねむの木の開花がついに終わりました
一般的には 6月~7月が開花時期のようですが 5月~9月までという長期に渡り楽しませてくれました
かなりの大木なので 見応えがあります
今年は桜を近くで見ることができなかったので 余計に有り難く感じました
毎年咲いてくれるのが当たり前だと思っていて 又 例年は桜も見ることができるので 何もかもが当たり前ではない今年になって 初めて ピンク色の可愛いねむの木のお花が 心を癒やしてくれていると気付きました
「本当にありがとう」
「来年も美しいお花を咲かせてね」
それでは 今日の作品です
どの人生も大切なもの
かけがえのない
一日一年一生だから
ですが・・・
私にとって 先週はとても悲しい出来事がありました
約7年半 ほぼお休みなく 毎月お稽古に来てくださっていた大切な方がご他界されました
あまりに急なことで 信じられない気持ちです
いえ 信じたくない気持ちというのが本心です
人生の先輩としても尊敬し
女性としても 憧れる素敵な方でした
先月のお稽古にも元気にご参加くださり 出来上がったばかりの新しいお手本6冊全冊を申し込んでくださいました
想い文という 恋愛のお手本を見られながら
「こんな作品書いてみたいわ~❤」
と仰っていました
きっと楽しみにしてくださっていたと思います
お手本をお渡しする予定の10日程前にご他界されましたので 本当に残念です
ですが
ここで一つ 不思議なことがありました
実は
ご他界される少し前 私の夢に出てきてくださり お手本をお渡しするという場面の夢を見ました
ご病気をされていた訳でもなく 私が特に気になっていた訳でもなく 想いは他の生徒の皆さんと同じでした
そして
夢の中ではお一人でした
これをただの夢と思えば ただの夢です
でも
私は 最期に逢いにきてくださったと信じています
とてもお優しく 素敵なお心遣いをされる方でしたので 私に心残りがないように 夢の中で お手本をお渡しすることを実現してくださったのではないかと思っています
人の想いや 人の考え方は 人様にご迷惑をお掛けしない限り 私は自由だと思っています
悪く捉えて 悪い想いを抱いて 悪い現実とするか・・・
良く捉えて 良い想いを抱いて 良い現実とするのか・・・
私は是非 後者を選択したいと思います
話は変わりますが・・・
少し前 他界した両親が夢に出てきました
場面は 父が横たわっていて もう事切れた様子でした
ですが
突然 父がムクッと起き上がりました
私は 父に抱きつき
「又一緒にゴルフに行こうね!」
と言いました
すると父も
「うん 行こう!」
と言ってバタンと 床に伏しました
まるで コントの一場面のようです
夢はそれだけなのですが 目覚めた朝 はっきりと覚えていて 父に抱きついた感覚もありました
何故このような夢を見たのかは 自分なりに思い当たることがあります
父の最期は突然で 私は遠方におり しかも真夜中だったので 看取ることができませんでした
父が他界し10年近くなりますが 残念な気持ちがずっとあります
本当は自分の願望が夢になったのだと思いますが・・・
でも
優しかった父が
「もう 気にしなくていいよ!」
と 夢の中で 最期の時を再現してくれたと思うようにして 自分の中での 悩むほどではないけれど 心残りに区切りをつけました
でも
夢って本当に不思議です
父に抱きつき
「今度一緒にゴルフに行こうね!」
と言いましたが ゴルフをしていたのは若い頃の話で ここ30年以上ゴルフには行っていません
若い時 父とゴルフに行き 帰り 少し離れた所に借りていた駐車場に車を置き 父と腕を組んで歩いて帰って来たことがありました
その様子をご近所の方が見られていて 後日母に
「ご主人 〇〇ちゃと腕を組んで歩いておられて 凄く嬉しそうやったよ!」
と言ってくださったそうです
私の記憶では 腕を組んで歩いたのは その一回で 何故腕を組んだのかも覚えていませんが 父が喜んでいた記憶はあります
その記憶があるので もう逢えないと思っていた父に たとえ夢であっても逢えた時 夢の中とはいえ 私の潜在意識が 父が喜んでくれたであろう場面を思い出し 父が喜んでくれるであろう言葉を発したのではないかと思います
長々と夢の話をして滑稽ではありますが
夢とは
将来現実に叶えたいと思っている夢と
就寝してから見る架空の夢がありますが
現実と架空という違いはあれ どちらも人の願望が大きく関わっているように思います
長く講師をしていると お稽古に来られている方との悲しいお別れが 時にあります
亡くなられるということは 二度と教室に来られることはありませんが
それは 人の形としては
見える姿ではない
触れる手でもないけれど 私の心の中ではずっと生きておられます
人は生まれてきたら 必ず死が訪れます
不公平なことばかりの世の中ですが
人の生死と 一日の時間は 皆平等です
人の寿命の長さの違いはありますが いつ突然最期の日が来たとしても 後悔しないように
かけがえのない一日が一年となり
一生になっていくように
大切な人生を歩んで行きたいと思います
先日ご他界された私の大切な方との素敵な思い出はたくさんあります
約7年半という長い年月のご縁の中で
教室での思い出
個人的にメールのやり取りをした思い出
我が家を自宅件ギャラリーとしてオープンした時
お祝いに来てくださった 我が家での思い出
これらの素敵な思い出を かけがえのない想い出として 私は一生大切に 心の中にそっとしまっておきたいと思います
皆さんにとって素敵な一週間でありますように
それではまた
雅