人生何事も

腹八分目! 腹八分目で!

 

皆さん いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます

皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか

3月30日にこのホームページを開設し 半年が過ぎました

今日まで続けてこられたのは ひとえに ご高覧いただきます皆さんのお陰です

本当にありがとうございます

どうぞ今後とも 末永くよろしくお願い申し上げます

 

大変な世の中と共に過ごしたこの半年は 長いような短いような不思議な気持ちです

皆さんにも 色々な思いがおありではないでしょうか

いつまで続くのかと思っていた激烈な暑さの夏も過ぎ 良い季節になりましたね

例年通りとはいかなくても この期間を楽しめるといいなぁと思っています

 

 

それでは今日の作品です

人生何事も 腹八分目

ですが・・・

 

10月になり 季節もすっかり秋となりました

皆さんは 暑さ寒さなどの体感以外で季節を感じるのはどういう時ですか

私は 皆さんに公表していますように 食いしん坊なので 旬の食べ物で季節を感じます

春から夏にかけては 新生姜がスーパーに並び 毎年せっせと漬けています

スイカが出てくると

「あぁ夏やなぁ!」

と思います

秋になっても 私には読書の秋はなく もっぱら食欲の秋です

4ヶ月のお籠もり期間での激太りが戻らないまま 又々体重がピ~ンチとなります

甘い物が大好きで そして自分にも甘く 本当に大ピンチです!

モンブランのケーキも パンプキンプリンも 一年中食べているけれど 旬と思うとますます美味しく感じ 食べたくなります

「本当はあかんけど!!!」

 

それ以外にも季節を感じるのは 部屋への日光の差し込む量の違いです

我が家は ベランダが南向きなのですが 夏の間は 太陽の位置が高いせいか ベランダにのみ日光が当たります

ですが

冬になると 太陽の位置が低くなってくるようで 室内までかなり日光が差し込み 部屋干しでお洗濯物が乾いて助かっています

最近は かなり日光が差し込むようになってきたので 季節が進んでいるなぁと感じます

 

それから

色に関しても 季節を感じることがあります

今の時代 服装にはあまり季節感がなく 素材も色目も 昔に比べると一年中自由になったように思います

それでも

やはり私の中では

春夏は 白やピンクなど 淡い色や爽やかな雰囲気を好み

秋冬は 紺やワインレッドなど 深めの色や落ち着いた雰囲気を選んでいます

 

洋服だけでなく

作品制作でも

春は ピンクの台紙に 桜の花

夏は 水色の台紙に 朝顔や金魚

秋は 抹茶色の台紙に 紅葉やイチョウ

冬は 紺色の台紙に 梅の花

など やはり私の中では 色に対しても季節感があり それが自分にとってしっくりくるようです

 

先日 丸二日間かけて 年賀状をデザインし 24作品を選定して お手本が完成しました

無事に終わり もうやれやれです

11月12月の2ヶ月間は 年賀状教室を開催しています

毎年 この時期にお手本の制作をするのですが

<何があっても たとえ転倒しても右手だけは怪我をしないように!>

と思っています

夏頃から なかなかのプレッシャーです!

「それならば!」

「そんな心配があるならば!」

「もっと早くから作品を書けばいいのでは!」

と皆さんのお声が聞こえてくるようですが

春は早すぎ 夏は暑すぎ・・・

いずれにしても ちょっと涼しくなってこないと 来年の干支のデザインを描く気分にもならずという 相変わらずずぼらな私です

何はともあれ 怪我もせず 終了してホッとしています

 

年賀状作品の制作にあまりに集中し過ぎて 先週の日曜日は ホームページへの投稿を0時をとっくに過ぎた 夜中の1時半に忘れていることに気付きました

私にとって超集中状態になることは 有り難いことでもあり 難儀なことでもあります

作品制作においては ただただ没頭できる奇跡の時間であり

日常生活においては 音が遮断され聞こえなくなり ただただ人様にご迷惑をおかけする申し訳ない時間となります

 

4ヶ月間のお籠もり期間に 600枚近く作品を書きました

そして

遊び字の新作のお手本4冊と 想い文という恋愛の作品2冊を制作しました

多くの方に 多くのご注文をいただきありがとうございます

完成いたしましたので 順次お渡ししたいと思います

 

私は 普段ずぼらで 極端なるこだわりがある人間ではありません

人様に対しても 何かを厳しく求めることもありません

ですが

自分の作品に関しては 自分が納得できるまで とことん追求します

人様からお金を頂戴する訳ですから 当たり前のことです

 

先日作成したお手本につきましても 印刷をすると 原本と同じ色目を出すことは非常に困難です

作品が多色の場合は 機械の自動補正と 人の目の自動補正により 大きな違和感が生まれることは少ないのですが 墨色一色に 朱の落款印の作品の場合 落款印の朱色が 少し薄かったり 濃かったり ピンクに寄ったりと 白い紙と黒い墨 そして 朱の落款印というシンプルなだけに 朱色が良ければそこそこで 悪ければ 作品が台無しとなります

普段の私のずぼら度MAXなら

「まぁ いいんじゃな~い!」

となるところですが

作品制作では 妥協は一切しないので

落款印を押さずに印刷し 全て手押しで一枚ずつ 落款印を押しました

心を込めて 一枚一枚・・・

 

宅配のお兄さんの送り状に押すはんこなら シャチハタで朱肉もいらず 少々はんこが曲がっていても 許してもらえますが そんなわけにはいきません

今回使用した落款印は四角なので 基本傾くとアウトです!

欠けてもかすれてもアウトです!

ただひたすらに 心を無にして

でも

心は込めて

丁寧に押しました

 

途中で一瞬でも

「そうそう 後で頂き物のバームクーヘン食べよ~!」

な~んて邪念が生まれると 手元がぐにっとなり はんこが欠けてしまうから不思議です

きっと はんこの神様が

「なんたることか!!!」

「いやしいにも程がある!!!」

とお怒りになるのでしょう

(無心! 無心! 無心!)

 

ここで一つ助かることが・・・

私 勉強をしてこなかった人生なので 暗算ができないので こういう場合は助かるんです

終了してから

「一体何回落款印押したかなぁ?」

と思って 電卓で計算してみると

なんと

8,000回近く押していました

「暗算できなくて良かった~!」

「これ パッと計算できたら・・・」

「えっ 8000回!!!と一瞬気が滅入るかも・・・」

 

結局 2日間で20時間以上 落款印を押し続けていました

首にも持病があるため 下を向くのは難儀なので なかなか厄介です

ですが

全く疲れることなく 皆さんにお手本をお届けできると思うとワクワクし

又 落款印は 1㎝ 位置が変わると 作品はガラリと雰囲気が変わります

1㎝ どころか 5㎜ でも変わるので 本当に1㎜ 2㎜ の世界です

「あぁ 3㎜ 上やったなぁ・・・」

「あぁ 2㎜ 左やったなぁ・・・」

と 真っ直ぐに押すという 修行のような時間だけでなく 最上の押し場所を探し当てるという精進のチャンスを与えられる 究極の時間でもあります

生徒の皆さんには 字体も落款印を押す場所も自由にしてもらっています

ですが お手本は自由の上にも 何でもいいわけではなく やはり最上でなくてはならないと思います

そう意味でも 私はこの貴重な時間を十分に楽しみました

 

いつも通り 超集中状態で時間も短く感じ 有り難い限りです

ただ

超集中状態が起きると 後に眠気がどっときます

私の場合2日後くらいに・・・

同じく 超集中状態になる我が子は 疲れが直ぐにくるようなので これは年齢の差なのか?

筋肉痛も 若い時には次の日にきて おっちゃん おばちゃんになると 数日遅れてやってくるというあれと一緒なのか???

 

とにかく その時は疲れないのでやり過ぎてしまうのでしょうね

作品制作となると 我ながら本当に容赦しないから・・・

仕事のし過ぎは健康のために

甘いスイーツの食べ過ぎは ぶーちゃんにならないために

人生何事も 腹八分目! 腹八分目で!

と・・・

しかし

作品を書いてる張本人が一番難しいかも・・・

腹十二分目くらいかな~

まぁ 本日は自分への戒めの作品ということで お後はよろしくないけど 私ですからこんなもんということで

「どの口が言ってる!」

と笑って終わりとさせてくださ~い

 

 

皆さんにとって素敵な一週間でありますように

それではまた~