むしっと暑い梅雨は嫌やけど

紫陽花は綺麗ね

 

梅雨になると雨が降り むしっとして 不快な気持ちになることもあります

雨は 外出しない夜中の間に降ってくれないかなぁと 勝手なことを思うこともあります

でも 夜中のお仕事の方は困りますよね

勝手なことを言ってごめんなさい

 

今日の作品

むしっと暑い梅雨はいややけど

あじさいはきれいね

いいとこだけ見よ

ですが

ついつい いいところより 嫌と思うところに目が行きがちなのが 人かなぁと思います

勿論 私も例外ではありません

 

私の場合は 過去の失敗や 嫌なことを思い出す時です

そんな時は 必ずテンションが下がっていて 心がちょっと後ろに振り返りかけているのだと思います

 

ずぼらで

「何事も まぁこんなもんやろう!」

と思う私も 人並みにそんな時もあります

そんな時は

「ダメダメ! この気持ちは捨てて 捨てて!」

「あかん テンション下がってるよ!」

と自分に言い聞かせて 強く打ち消しています

 

嫌なとこを見ず いいとこだけ見るのは とても難しことです

又 人によっても 全ての出来事への感じ方は 天と地ほど違う時もあります

自分は気遣ったつもりの言動や行動が 相手には上手く伝わらないこともあります

あまりにも感覚が違うと お付き合いも しんどい以外の何者でもないかもしれません

 

人の感じ方はやはり違うかなぁ というお話なのですが・・・

私が生きてきた中で 多くの方から心配していただいたことがあります

まずは 乳飲み子を抱えて 夫が他界した時です

これは 一般的にお心遣いいただくことだと思います

 

ですが 次に皆さんに心配していただいたのは 子育て中もありますが 圧倒的に多いのは 子ども全員が独立した時です

「大丈夫?」

「一人になって淋しいでしょ」

と 多くの方からご心配をいただきました

とても有り難いことです

 

でも 私は 本当に強がりではなくて 子どもが独立したことが 心から嬉しかったです

我が子に

「今日まで 命を落とさず生きていてくれてありがとう」

「そして 私の生きている間に 無事に独立してくれてありがとう」

と 心から思いました

 

だから 淋しいという気持ちが皆無で ただただ肩の荷が下りて

【もう 私の責任はこれでない 我が子達は全員 私なしで生きていってくれる】

と 私の人生で 子どもが無事に生まれた時と同じくらい 安堵しました

 

学生時代から 一人暮らしをしている子どもおり 末の子どもも 社会人になり 一人暮らしになる日

「これからは 自分で生きていきなさい」

と言って抱きしめた温もりや感触は 10年近い時が過ぎても 今でも覚えています

ただただ安堵なのです

 

勿論そうは言いながらも 子どもが結婚するなど その後も多少なりとも 親が必要なことはあります

それでも もう親がいなくても生きていってくれるでしょう

子どもが好きで 子育ても十分に楽しませてもらいました

他のご家庭のようには 子どもに満足はさせてやることはできなかったでしょうが 私には幸せな子育てでした

 

何より安堵できたことは やはり お金の問題です

今までは 出費していたお金が もう必要なくなったのです

義務教育以降で もし私に万一のことがあれば 学生生活を続けることは困難かもしれません

最近のニュースで コロナの影響で 大学を退学しなければいけないという話を聞くと 胸が痛くて仕方がありません

何もかもが綱渡りのような子育てでしたが 私の役目は終わったと ただただ安堵しました

 

子どもが独立して 淋しいと思われる方は ある意味幸せな方なのではないでしょうか

ご自分に いい意味で 心身的にも経済的にも 余力がおありなのかもしれません

私はとにかく

「やれやれ! ほんまにやれやれや!」

と この言葉に尽きます

その やれやれという気持ちが 淋しいという気持ちを 宇宙まで吹っ飛ばした感じです

本当に やれやれなんです

 

子育て中は 我が子が傍にいて 幸せでしたが 今は今で 大好きな仕事をさせてもらい 取りあえず今日は元気で この上ない幸せをいただいています

また別の病気になるかも・・・

明日は具合が悪くなるかも・・・

なんて思っても仕方がありません

なるときは 望んでいなくても 残念ながらそうなります

それなら 今日は元気で幸せと思ったほうが 断然幸せです

 

むしっと暑い梅雨は鬱陶しいけれど 雨に濡れた紫陽花は 晴れの日とは格別に違う美しさがあり 私はとても好きです

花や葉に 雨の雫がしたたる美しさを表現できる紫陽花は 梅雨という季節を楽しみにさせてくれます

人も自分も できるだけいいところを見つけて生きていければいいなぁと思っています