死に逝く者の想いと
残された者の想い
皆さん、いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきまして、ありがとうございます。
今日は、天国からの贈り物という著書についてお話をさせてください。
この書籍は、私が10年以上前に、一生分の想いを込めて書いた本です。
死に逝く者の想いと、残された者の想い、
そして、
人の想いは、決して、
死をもって終わるわけではないということをテーマにしています。
大変光栄なことに、
この書籍を、
小学校や中学校の図書室に置いてくださり、
又、授業に取り入れてくださった学校もあります。
私は、20代で夫と死別し、幼かった我が子達は、誰も父親の記憶が全くありません。
その後、数々の病気をし、何度も手術もし、難病にまで罹患してしまいましたので、もし私が命を落としたら、この子達は一体どうなるのかと、心が塞がる日々でした。
そこで、万一に備えて、敢えて直接的な手紙ではなく、ファンタジーの中から父親を感じ取ってほしいと願い、少年が、毎年天国の父親から手紙をもらうストーリーで、成長と共に知る、本当は父親からの手紙ではなかったという現実と、味わう悲しみや葛藤、そして、母と子の愛もテーマとしています。
実話ではありませんが、私の一生分の想いを込めて書きました。
色々なことが起こる世の中ですが、今日も生きているということ、代わり映えのしない平凡な日常が、本当はどれ程幸せなことか、そして、人の想いは、生死に関わらず、伝えること、繋げることができるということを、少しでも感じていただければ、作者としましては幸いに存じます。
以前は、多くの子ども達に是非読んでほしいと願い、童話としてのジャンルで、紙の書籍を出版いたしました。
ですが、新型コロナウイルスという恐ろしい病気によって、誰しも明日の命の約束ができないという現実に直面し、私は、命についてもう一度考える日々となりました。
そして、今回は子ども達だけでなく、大人の皆さんにも是非ご高覧いただきたいと思い、電子書籍の形といたしました。
書籍の冒頭部分は無料でご高覧いただけますので、よろしければ、書籍コーナーの、天国からの贈り物の世界を、少し覗いていただけますと幸いに存じます。
どうか、皆さんがお元気でお幸せでありますように。
雅
天国から贈り物