ようやったようやった

子どもはいっぱい誉めたって

 

世の中が大変な状況になってから 学校がお休みになり 子ども達は勿論のこと パパとママ そして おじいちゃまとおばあちゃまも 大変な日々を過ごされたことと思います

身内の方が近くにおられなかったり シングルマザーや シングルファーザーの方は 途方に暮れたのではないかと思います

一体どうされたのでしょうか

世の中が少し落ち着き 学校が始まったからといって 全てが解決したわけではありません

尚更 厳しい状況になっている人も きっと おられるでしょう

 

でも 子ども達は一生懸命頑張りましたね

そして 今も 一生懸命頑張っていますね

大人でもうろたえる世の中になってしまい 手洗い マスク 消毒 フェイスシールド リモート授業など 新しいルールに馴染んでいくことは容易なことではありません

それでも 精一杯頑張っている子ども達を いっぱい誉めてあげたいと思います

以前での投稿でもお伝えしましたが 本当は ほめるは 褒めるなんですが 子ども達も 大人もどれだけ頑張ったことか!

だから 表彰するくらい 誉めてあげたいです

 

私はと言いますと 相変わらずのお籠もり生活なので 子ども達の姿を見ることもなく ちょっと淋しいです

 

お籠もり生活になる前の出来事なのですが・・・

仕事が終わり 最寄り駅から歩いて帰って来たら

小学校4年生くらいの男の子が 私の3メートルくらい前を歩いていました

どちらも同じようなペースで歩いているので 男の子までの距離は 変わらず3メートル程です

 

暫く歩いていたら・・・

突然その男の子が 全力で お笑い芸人さんのギャグを始めました

体を使ったギャグで しかも大声です!

私からしたら とても微笑ましく可愛かったけれど きっと私が後ろにいることは分っていないはずです

「もし 男の子が私に気付いたら きっと恥ずかしだろうなぁ」

と思って 歩くスピードを落として 4メートル 5メートル 6メートル・・・

と どんどん離れるようにしました

 

本当は 遠回りしてもいいので 別の道に行ってあげたかったけれど あいにく 分かれ道のない一本道です

「どうか 君が私に気付かないでね!」

と心から願っていました

 

男の子もひとしきり 身振り手振りと大声で ギャグを全力でやり切ったようで 私からは 後頭部しか見えないけれど

「よし 上手くできた!」

ときっと満足したんだろうなぁという 見えないけれど 満面の笑みであろう 男の子の足取りでした

後は

「どうか 私が後ろにいることに気付かずに お家まで帰ってね」

と願うばかりです・・・

 

ところが

男の子が 精一杯のパフォーマンスを終えて 数秒後・・・

 

何を思ったのか

突然振り返ったのです

!!!!!

!!!!!

「後ろには誰もいなかったよね!」

という確認なのか?

それとも

「誰もいないと思うけど もしかしたら遠くにいるかもしれないので 一応見ておこう!」

と思ったのか

離れて静かにしていたけれど 気配を感じたのか・・・

 

この後についてはですね

私が一番望まない結末となってしまいました

 

男の子が振り返り 私にギョッとし 一目散に走って帰りました

「あ~ 気付かないでほしかった」

「ごめんね タイミング悪く縁があって・・・」

「でも 君は知らないだろうけれど 本当は 私は君のパフォーマンスを 特等席の最前列で見せてもらったよ~」

 

男の子にとっては

顔から火が出るか・・・

穴があったら入りたいか・・・

だったかもしれませんが 私にはとても可愛く 忘れられない出来事です

 

お顔を見たのは一瞬ですが もう一度会うときっと分るような気がします

ですが

今は マスクをする世の中

残念ながら 分らないですね

男の子は もう私には会いたくないでしょうが・・・

 

「君も大変な中 きっと頑張ってきたよね 凄いよ」

「陰ながらだけど いっぱい いっぱい 誉めてあげたいな・・・」