心が離れた恋
我が家では 月に一回 家族会をしていると
昨日お話をさせていただきましたが
もう一つ 私が家族にしていることがあります
家族会が終わって みんなが帰る時
必ず 握手をして別れるようにしています
「家族でなんで?」
と 思われるでしょうが
人の寿命は誰にも分らなく
明日の約束もないと思っているからです
もし今日が逢える最後だったとしても
後悔しないようにという気持ちからです
ですから
毎回 「ありがとう」
と 感謝を言って 握手をして別れるようにしています
今までは それ程重く捉えずにしていた行動ですが
最近の世の中を見ていると
本当に 誰しも明日が分らないというのが現実です
自分のしてきたことですが
今は凄く重く感じて
握手をしてきて良かったなぁと思っています
一日も早く 家族と再会し
そして
また 握手がしたいです
今日の作品は 忘れられない恋です
この恋のサブタイトルは 心が離れた恋です
テーマは
学生時代に誓った 将来への約束と 重ねた年月です
高校二年の夏休み 夜店で彼が買ってくれた ハートの指輪
決して高いものではなかったけれど
彼女は
「いつか 結婚しよう!」
と 言ってくれた 彼の言葉が嬉しかった
心のどこかでは 違う未来を想像しなかったわけではない
でも 永遠の愛を誓った指輪だったのに・・・
彼女は 彼の心が 既に離れていることは理解ができても
彼を忘れられないのです
恋を終わりにできないのです
夜店で買ってくれた指輪は 彼女にとって
まさしく 彼そのものなのです
だからこそ
指輪を捨てることは 彼を捨てるということなのです
人である彼と 物である指輪
それでも彼女には 同じ重さに感じるのではないでしょうか
どうか彼女が 恋ではなく 本当の愛に巡り逢いますように
そして 薬指が 永遠の愛で輝きますように 心から願っています