本当の辛さは・・・

 

皆さん

いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます

皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか

 

我が家の方では

先日雪が降りましたが

積もることもなく

ひとときのことでした

 

桜の木を見てみると

またまだ蕾は固いとはいえ

春に向け

着々と

美しい花を咲かす準備をしてくれているようです

 

桜が大好きな私としては

ただただ待ち遠しい気持ちです

「花粉症は難儀なんだけど・・・」

 

春まで

もう一息

もう二息でしょうか

素敵な春を迎えられるように

元気でいたいと思います

 

まだまだ寒いですが

どうぞ皆さんもご自愛くださいね

 

 

それでは

今日の作品です

本当の辛さは

本人しか分からないけれど

それでも

寄り添うことはできる

そっとね

ですが・・・

 

私事ですが

還暦を迎えて二ヶ月が過ぎました

還暦を迎えたからといって

何かが急に変わるということもなく

過ごしておりましたが・・・

 

一昨日のことです

私は毎朝

仏壇に般若心経を唱えるのですが

 

一昨日もいつも通り

唱えるために

ろうそくに火をつけようと思って

使い捨てのライターの着火ボタンを押したのですが

全く押せないんです

 

「え!」

「なんで???」

ライターが壊れたということではなく

固くて押せないということです

 

仏壇のお道具の置き方は

正式があると思いますが

我が家では

全員右利きなので

右に

おりんとおりん棒を置き

真ん中に

お線香を立てる香炉を置き

左に

ろうそうくを立てる火立を置いています

 

ですので

ろうそくに火をつけるのは

ライターを左手に持ってつけています

 

そんなわけで

左手でライターのボタンを押したのですが

うんともすんともという感じです

 

仕方がないので

右手に持ち替えて押したところ

なんとか着火しました

 

「えーーー!!!」

「昨日までできていたのに・・・」

多少なりとも右手の方の握力がましということでしょうか

 

昔は

ライターの着火ボタンは柔らかくて

パッと押すと着火できたのですが

いつの頃からか

子どもがライターを使ってしまわないようにという対策から

固くなったと記憶をしています

 

それにしても

最近の使い捨てライターの

「固いことといったらありゃしない!」

という感じです

 

子ども対策の後

暫くは

まずロックを外してから

やおら

着火ボタンを押すという商品が多くて

 

なんだか

構造がややこしい物もあって

なかなか着火まで辿り着けないという商品もありました

 

 

話は戻りますが

握力に関しては

以前にもお話しをしたのですが

握力計での正確な数値は分からないものの

50代半ばくらいから

徐々に衰えてきて

一昨日

ガクンと握力がなくなったようです

「なんとも悲しいです」

 

50代半ばくらいから

なんだか

ペットボトルの蓋が開けにくくて・・・

 

特に

我が子達が帰って来ると

「今日は頑張らなくても開けてもらえる

と甘えが出てしまい

普段より

益々力がなくなって

「開けられへ~ん」

「開けて~」

と最大に甘えておりました

 

ですが

そのチャンスも

家族会をする

おおよそ一ヶ月に1回で

一年にすると約12回です

 

ということは

残りの355日くらいは

自力で頑張らなくてはなりません

 

そんな訳で

普段は

「ふ~~~ん」

と言いながら

色々な固い蓋を開けておりました

 

ですが

にっちもさっちもいかない時は

10年以上使っている

ゴムの滑り止めシートを使って開けていました

 

とても重宝していたのですが

昔はこれを使うと

スルッと蓋が開いていたものが

段々

使っても開きにくくて・・・

 

最近では

「これって効果ある???」

と思うほど

握力がなくなりました

 

一ヶ月程前

素手では

当然

うんともすんともという瓶の蓋があり・・・

 

そこで

滑り止めシートを使ってみたのですが

素手となんら変わりなく

うんともすんともとなり・・・

 

もう瓶ごと捨てなくてはならんかと思いましたが

中身を入れたまま捨てるわけにもいかず・・・

 

「次に子供が帰ってくるまで置いておこうか?」

とも思ったのですが

一年のうちの十日間程を期待するのも

「なんだか違うか!」

と思っていたところ

 

食品と日用品を宅配していただいている業者さんが

キャップオープナー(瓶ふたあけ)

なるものを

お安く販売されることが分かりました

 

いつもながら

自分でも笑えるのですが

「私って 本当に運があるわ~」

と都合よく思い・・・

 

「どんなんか分からんけど お安いし とりあえず買ってみよか!」

と思って注文したところ

これが大大大正解!!!

 

「なんで今まで買わんかったのか!」

と思う程です

「やっぱり餅は餅屋!」

と言うことでしょうか

 

世の中には

賢い方がたくさんおられると

改めて思いました

 

パーツとしても

とってもシンプルです

 

長さは22㎝

幅は1㎝で

棒状のステンレスの本体の上に

18個の穴が並んで開いていて

ハンドルがついています

 

おもちゃのピストルみたいな形です

蓋の大きさに合わせて

本体の上を

ハンドルがスライドして

18個の穴のどこかにロックされ

蓋がなんなくパカッと開く仕組みです

 

適応の蓋の大きさは

約1㎝~12㎝ですので

勿論

ペットボトルも開けることができ

余程大きな蓋でない限り

なんでもいけそうです

 

使わない時は

折り畳んでコンパクトになるので

場所も取らず

言うこと無しです

 

あまりに簡単に蓋が開くので

もう小躍りしたい気持ちです

今までの私の苦労と言うには大げさですが

「いやいや」

「今までの私の苦労はなんやったん!!!」

と声に出して言ってしまいました

 

それにしても

「考えてくださった方 本当にありがとうございます」

「制作してくださった方 本当にありがとうございます」

と心からお礼を申し上げたいです

 

きっと我が子達も

「お母さん ええもん買ったなぁ」

と言ってくれそうです

そして

心の中では

(やれやれ~)

と思うのではないかと・・・

 

 

歳を重ねると

色々なことができなくなりますが

この握力がなくなるというのも

その一つです

 

私が40代になった頃

当然今より握力もあったので

余程特殊な固さの蓋は別として

大体は

滑り止めシートがなくても

パカッと開いていました

 

その当時

今の私くらいの歳の方が

ペットボトルの蓋が開かないと言われて

ご自分のハンドタオルを巻いて

一生懸命頑張っておられたのですが

結局開かずに

20代の方にお願いされていたことを思い出しました

 

当時40歳くらいの私には

その方のお気持ちが

なかなか理解できず

「余程 お力の弱い方なのかなぁ」

と失礼ながら思っていました

 

まさに

20年後の今の私が

あの方と全く同じ状況です

 

同じ立場や

同じ状況になって初めて

その方の

辛さや

苦労が分かるのかもしれません

 

 

話はガラッと変わりますが・・・

30年程前

ストレスについての特集記事を読みました

 

その記事によりますと

ストレスの第一位は

配偶者との死別で

パーセンテージは

100%と書かれていました

 

なんらかのデータとして出されていたと思うのですが

その時私は

配偶者も勿論ですが

少ないとはいえ

本当の一位は

逆縁と言われる

子どもとの死別ではないかと思いました

 

話は戻りますが

私も20代で夫と死別したのですが

先程の特集記事のごとく

自分では

乳飲み子と幼子を育てることが必死で

ストレスはあったのでしょうが

感じる暇がなかったです

 

ですが

心と体は決して切り離せないということの証明のように

数々の病気になり

難病にもなり

特に難病は

ストレスから来る病であると告げられました

 

同じく

ご主人様と死別された

知人のお二人も

お一人は

今はお元気ですが

癌になられ手術をされました

 

もうお一人は

もともと持病のある方でしたが

お若くて他界され

同じ境遇だったので

とてもショックでした

 

私は

本当に運がよく

異形細胞の段階で見つかり

癌の一歩手前ということで

30歳過ぎに臓器の摘出をするだけで済みましたが

 

その当時も

過度なストレスは

癌の源となり

発癌を促進するとのことでした

 

心身に過多のストレスがかかることによって

活性酸素が増加し

遺伝子を傷つけて

正常な細胞が

癌細胞に変容するとのことです

 

ストレスには

身体的要因

心理的要因

社会的要因

とあり

日常でもテレビでも

ストレスという言葉が度々耳に入ってきて

もう特別のように感じていないのですが

 

本当はもっと向き合って

自分の体をいたわり

怖いものとして

考えなくてはならないと思っています

 

ですが

今の私はと言いますと

ストレスが全くないのかと言えば

そうでもないのかもしれませんが

 

なんせ

若かりし頃

ストレスの第一位

パーセンテージ100%を経験してしまったので

あれをストレスと言うならば

私にとっては

他のことは

「まぁ こんなもん・・・」

と思ってしまうという悪い癖がついてしまっています

 

でも

今落ち着いて考えても

やっぱり

なんのストレスもなく

だら~っとしているようです

 

今が幸せに思えるので

難儀な体験も

まぁ捨てたものでもないということにしておきます

 

 

今日の作品の

本当の辛さは

本人しか分からないけれど

それでも

寄り添うことはできる

そっとね

ですが・・・

 

先程

二人の知人が

ご主人様と死別をされたお話しをしましたが

やはり

相当のストレスがおありだったのではないかと思います

 

ですが

夫が他界したという現状だけは同じでも

各ご家庭により

状況は全く違うと思います

 

世間的に見れば

同じでも

同じ悩みもあれば

全く違う悩みもあるかもしれません

 

もしかしたら

理解できることもあれば

理解できないこともあるかもしれません

 

同じ経験をしても

差があるのですから

同じ経験をしていなければ

全く分からないかもしれません

 

ですが

たとえ

同じ経験をしていなくても

その辛さを全て理解できなくても

 

相手の話を善悪だけで判断して否定せず

一旦

相手の気持ちに共感しながら

聞いてあげるという

傾聴はできると思います

 

傾聴とは

相手の発する言葉の音としては

耳で聴きますが

相手の心に寄り添い

本当は

心で聴くということではないかと思います

 

 

いつもながらに

話が脱線しますが・・・

 

時にサスペンスドラマを見ていると

終盤で

犯人が

刑事に追い詰められて

「あなたの苦しさはよく分かります」

と刑事が言うと

「あなたに何が分かるんですか!」

と犯人が言い

刑事が

「私もあなたと同じ経験をしました」

と言うと

犯人が

我に返ったようにハッとして

絶句したようになり

おとなしく逮捕されるという場面があります

 

勿論フィクションなのですが

刑事が自分の経験を言わなくても

話は成立するのですが

これから罪を償う犯人に

一歩寄り添ったのかなぁと思って見ています

 

まぁフィクションのお話しなのですが

「いかんいかん」

いつもながらに

脱線してすみません

 

人の辛さというのは

友達であっても

恋人であっても

夫婦であっても

親子であっても

 

どんなに近しい間柄であっても

辛い思いをしている人と

一心同体になって

全てを理解するというのは

難しいかもしれません

 

周りの助力を得たとしても

最後の最後は

本人しか解決できないこともあるかもしれません

 

ですが

この世に

たった一人でも

自分に寄り添ってくれる人がいる方は

とても幸せだと思います

 

そして

前記した

私が40歳の頃

60歳くらいの方が

ペットボトルの蓋が開けられなかった様子を見た時

私には

自分が行く道の先にあるかもしれない現実を

想像する力がなかったと思います

 

人の心の痛みというのは

同じ経験をしなければ

なかなか理解できないものかもしれません

 

そして

寄り添うということは

相手を思いやって

想像するという力が

必要なのではないかと思います

 

私も

「あなたがいてくれて良かった」

と言ってもらえるように

自分の心を磨き

寄り添える人になりたいと思います

 

 

皆さんにとって

素敵な一週間でありますように

それでは

また日曜日にお逢いしましょう

 

 

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