人生の時間は・・・

 

皆さん

いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます

皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか

 

11月に入ってから

我が家の方面も

夏日と言われていましたが

暑いということはなく

心地良いという日々でした

 

全国的にも夏日のようで

数日前のニュースでは

女性の方の

ノースリーブの映像が放送されていました

「そこまで暑いのね!」

と思いながら見ていたのですが

 

そう思うと

我が家の方は

暑くもなく

寒くもなく

有難い気候なんだと思いました

 

ですが

昨日は寒かったです

今週は

もっと寒くなるということで

明日遠方に行くのですが

間違いなく

我が家よりは寒いので

風邪を引かないようにしたいと思います

 

寒暖差が激しい季節です

どうぞ

皆さんもご自愛くださいね

 

 

それでは

今日の作品です

人生の時間は

毎日減っている

だからこそ尊い

だからこそ大切に

ですが・・・

 

我が家では

末子が独立してから

十年以上が過ぎていますが

 

家族の時間を大切にしたいと思い

毎月第四土曜日は

家族会の日とし

それぞれが予定を調整して

我が子とその伴侶と一緒に

我が家で食事会を開催しています

 

住んでいる市は違いますが

全員同じ県に住んでいるので

実際に逢っているのは

月に1回ですが

何か事情がある時は

いつでも逢える距離感です

 

長子とは

車で約30分

電車で約40分

 

末子とは

車で約1時間20分

電車で約2時間

 

末子とは

ちょっと距離がありますが

それでも同じ県なので

逢おうと思えば

いつでも逢える距離だと思っています

 

一ヶ月に1回の家族会では

末子が

家で食事をしたいという希望があるので

外食することはなく

唯一家族で外食するのは

夫のお墓参りに行った帰り

昼食を外食する時のみです

 

一か月に1回逢うということですので

一年間で12回逢えるということです

 

随分前になりますが

自分がリスクのある体と言われた時

ふと

「家族とは あと何回逢えるのかなぁ?」

と思いました

 

勿論

余命宣告をされている訳ではないのですが

年齢に関係なく

人の命は

歳を重ねていようが

若かろうが

誰にも先のことは分からないというのが

20代で

夫と死別した時に

痛切に感じました

 

一ヶ月に1回逢うということは

一年に12回逢えるということです

 

ここから先

家族全員が十年間存命していたとしたら

120回逢えるということです

 

この120回を多いとするのか

少ないとするのか

感じ方は

きっと人によって違うのだと思います

 

当然

これが五年となれば

半分の60回

そして

一年となれば12回ということです

 

「そんな悲しいこと・・・」

「そんな縁起でもないこと・・・」

と言われるかもしれませんが

間違いなく

我が家での現実です

 

一か月に1回の食事会では

私はそれなりにはりきって

料理を作っています

 

特別に凝った料理をしているわけではないのですが

気持ちの問題として

自分だけが食べる料理と

家族とはいえ

自分以外が食べる料理では

ちょっと

力の入れようが違うように思います

 

当然私より

家族全員収入が多いので

それなりに

好きな物は食べられると思うのですが

 

母の気持ちとしては

そういうことには関係なく

美味しい物や

珍しい物を

せっかく来てくれるのだから

食べさせてやりたいという気持ちです

 

そんな母の気持ちが十年以上続いてきたのですが・・・

 

ところが

昨年

末子が

日本地図で言うところの

おおかた南の端の方へ

引っ越しをしました

 

うっすらとそんな話も出ていたのですが

まぁまぁ突然に引っ越すこととなり

一か月に1回の家族会で逢うことができなくなりました

 

引っ越した時は

一年に1回

お盆に帰って来るということだったので

楽しみに待っていたのですが

 

なんとも間の悪いことに

今年のお盆は

台風と重なって

帰って来ることができませんでした

 

逢える機会は

一年に1回だったのに

天候不良で逢えないなんて

まるで

織姫と彦星の気持ちです

 

ですが

淋しいという気持ちより

車で帰って来るということだったので

通常でも

7時間8時間の道のりで

 

おまけにお盆となると

大渋滞で

二泊三日のうち

殆どが車中となって

到着したと思ったら

あっという間に

出発しなければならないのではと思い

 

疲れていては

事故も心配だったので

帰って来ないことが

どこかで

ホッとした気持ちでした

 

そんな訳で

末子とは

一か月に1回の家族会で逢うことはなくなり

一年に1回のお盆も逢えなかったので

 

しびれを切らして

とうとう先日

長子と

一泊二日で逢いに行ってきました

 

車なら

7時間8時間かかりますが

新幹線なら

4時間程の道のりです

 

4時間は

遠いと言えば遠いのですが

以前末子が住んでいた家までも

半分とはいえ

2時間かかりました

 

地図上で見ると

同じ県で

指で測ると

ほんのちょっとでした

 

でも

今住んでいるところでいうと

指をグッと開かなければならない距離です

 

そう思うと

「新幹線を使えば 地図ほどそんなに遠くないかなぁ~」

と思ってしまいました

なんせ

お気楽なものですから・・・

ははは~

 

ですが

逢いに行くと言ってから

逢えるまでの日々は

間違いなく

楽しみだったのですが

一方では

とてもヒヤヒヤしました

 

最近はあまり聞かなくなったとはいえ

コロナも完全になくなったわけではないでしょうし

インフルエンザも心配で

とにかく

当日まで

家族全員が元気でいないと逢えないということ!

 

そして

もしかしたら天候も!

もしかしたら交通機関も!

なんて思っていたら

いつもはのんきでお気楽な私も

ちょっとドキドキしました

 

ですが

お陰様で

家族全員で

約一年ぶりに逢うことができました

 

一泊二日なので

逢ってから別れるまで

約28時間でした

 

その内

就寝時間は約7時間

ということで

話せる時間は21時間

一日分はないということです

 

行きの新幹線で

長子に

「あっという間に帰りの新幹線に乗ってるんやろね!」

と言うと

長子も

「そうやろなぁ!」

と言いました

 

現実にそうなったのですが

おかしなことを言ってると思われるかもしれませんが

私としては

このイベントが

早く終わってほしいと思いました

 

ちょっと付け加えると

全員が元気で逢うことができ

このイベントが

無事に終了したという

証がほしいという気持ちです

 

ですが

決して楽しめなかったわけではありません

久方ぶりに我が子に逢ったのですから

それはそれは

楽しくて

とても幸せな時間でした

 

全員で海辺のホテルに泊まり

美味しい夕食

美味しい朝食をよばれ

 

観光もし

一年分の会話をし

あっという間とはいえ

一ヶ月に1回逢っていた時とは

一日の重みが違うような

とても濃密で幸せな時間だったと思います

 

末子とは

つい一年前までは

毎月1回逢っていたので

一年に12回逢う事ができました

 

家族全員が十年存命していたならば

120回逢えると思っていたのが

 

突然

一年に1回となり

そうなると

十年でも

10回ということです

 

五年なら

その半分の5回

もし

一年とするならば

先日が最後だったかもしれません

 

一年前までは

毎月1回逢えることが当たり前と思っていました

日々

当たり前なんてないと思っていたはずなのですが

やっぱり

当たり前と思っていたのだと思います

 

その当たり前が

ある日突然なくなって

今まで家族と過ごしてきた日々が

どれほど尊いものだったかと

今更ながら

痛切に感じています

 

長子が高校生までの間は

家族全員一緒に住んでいて

合宿や修学旅行がない限り

一年365日の内

365日を共に過ごしていたということです

毎日一緒にいることが

当たり前という日々でした

 

それが

大学生になり

一人二人と

独立してゆき

一ヶ月に1回

家族会として

逢うということになりました

 

それが

今では末子とは

一年に1回逢うということです

家族が逢えるということが

当たり前でないということを

この歳になって学んだということです

 

コロナ禍の一番大変な頃は

ご家族が海外におられる方は

行き来ができなくて

何年も会えずに

随分と辛い思いをされたことだと思います

 

日本国内でも

他府県には移動してはいけないという時期もありましたね

 

そう思うと

私は今

たとえ一年に1回としても

なんの制限もなく

逢うことができます

これは

とても幸せなことです

 

今日の作品の如く

この世に生を受けたならば

誰しも等しく

人は確実に死に向かってゆきます

 

人生の残り時間は

確実に

毎日減ってゆきます

 

残念ながら

命が永遠でないからこそ

尊いものであると思います

 

だからこそ

誰にも

いつ終わるか分からない

人生の残り時間を

大切にしたいと思います

 

そして

私もこれから先

家族全員で過ごせる回数は

何回か分かりません

 

もしかしたら

先日逢えたのが

最後かもしれません

 

だからこそ

逢えたことが

尊いのだと思います

 

だからこそ

残された

家族としての時間を

大切に生きてゆきたいと思います

 

 

皆さんにとって

素敵な一週間でありますように

それでは

また日曜日にお逢いしましょう

 

 

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