皆さん
いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます
皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか
二月になりましたね
一月があっと言う間に過ぎたように感じ
「今日は何日???」
と自分に問いかけると
「えっと・・・一月の・・・」
「あっ 違う違う もう二月になったんや!」
と相変わらずの私です
昨日は節分でしたね
子どもが幼い頃は
豆まきをしたという
楽しい思い出もあります
まいた小さい豆を拾うということまでが
我が家の豆まきということでしたが
次の日
掃除機をかけたはずなのに
だいぶ日にちが過ぎてから
豆ちゃんが
どこからともなく
ひょっこりと現れるということもあり
「元気にまき散らしたのね!」
と節分が来る度に
恵方巻にかぶりつきながら
思い出しております
そして
全国的に見ると
天気予報で
大雪というフレーズを度々耳にして
心配になります
どうか
皆さんも転倒してお怪我などなされませんように
そして
お風邪など召されませんように
ご自愛くださいね
それでは
今日の作品です
人は揺れることもある
人は間違えることもある
過去を生きず
今を生きよう
ですが・・・
人は生まれてきてから
人生を全うするまで
たったの一度も
失敗したり
間違ったり
後悔したりなんてしたことはないという人は
おられるのでしょうか?
もしかしたら
失敗はして
反省はするけれど
後悔はしないという人はおられるかもしれませんね
私も若い頃は違いましたが
今は
一生懸命やったことで失敗した場合
反省はするけれど
後悔はしないというスタンスになりました
ただ
一生懸命というのが
絶対条件で
失敗の多い私は
反省は大いにしなくてはならないのですが・・・
そして
人の間違いというのは
千差万別で
自分だけが困るという間違いもあれば
人様に多大なるご迷惑をおかけする間違いもあります
人の心というのは
一見強そうに見える人でも
案外弱くてもろい部分があったということも
往々にしてあるのかもしれません
そして
人はよほど心の強い人でなければ
時に揺れることもあると思います
テレビドラマでは
本当は本意ではなかったけれど
生活のために
家族のために
悪事に手を染めてしまったということも
度々題材になりますが
現実にも
心の揺れがあったものの
自制することができた場合もあれば
そうでない場合もあるのだと思います
犯罪ということでなくとも
人の心は揺れやすいものではないかと思います
一度心に決めたことでも
「これでいいのかなぁ?」
「この方向で間違っていないかなぁ?」
と心が揺れることもあり
もっと身近で言えば
飲食店で注文をしたものの
お隣の人の食べておられる料理が
とても美味しそうに見えて
今振り返った
店員さんの背中に向かって
「すみません・・・」
と言うこともあるのかもしれません
優柔不断とも言えるのかもしれませんが
人生は
毎日毎日
選択と決定の繰り返しで
時には
その選択と決定が揺らぐのだと思います
何時に何をするという
分単位で行動されている方は別だと思いますが
私の場合なんて
仕事がある日は
パッと起きられますが
休みの日など
起きようと思っていたけれど
「もうちょっと寝よか!」
と思ってみたり・・・
お風呂に入ろうと思ったけれど
「もうちょっと ダラダラしてからにしよか!」
と仕事と私生活があまりに違って
だらしないことこの上ないという感じです
仕事上では
パッと決められる
選択と決定も
私生活となると
揺れに揺れて
無駄な時間を過ごすということが
往々にしてあります
ですが
人としては本当にダメなのですが
この揺れに揺れた
私生活のウダウダが
自分としては
ちょっと心地良かったりするという
ダメ人間の典型という感じです
そして
自分の過去を振り返った時
当然
揺れたこともあり
失敗したこともあり
間違ったこともあり
後悔したこともあるという人生です
私が人生で絶望したというのは一回で
20代で夫と死別しているので
多くの方は
夫と死別した時が
人生最大に絶望した時と思われるようですが
私はその時ではなくて
夫の病気が分かった時
既に末期で
余命が長くて半年と宣告された時です
目の前が真っ暗になるという表現がありますが
私が覚えているのは
和室に畳んであった布団を眺め
シーツが白かったというのが
絶望の瞬間を切り取ったという印象です
そして
その日から
(どうして 一番傍にいたのに気づいてあげられなかったのか?)
という自問自答の繰り返しと
後悔の日々でした
自分のせいで
我が子達は父親を失ってしまう
義理の両親には
逆縁という耐えがたい苦痛を与えてしまう
自分の両親にも
娘が若くして未亡人になるという
悲しみを与えてしまう
夫の会社にも
ご迷惑をおかけしてしまう
これらが全て
傍にいた
自分の落ち度のように思えて
後悔しても後悔しても
後悔しきれなくて
胸が張り裂けそうでした
30年以上前のことなので
本人に病気の告知ということもまだなく
ただただ
夫には悟られず
隠し通さなければならないという
そして
乳飲み子を育てなければならないという
今から考えたら
「一体何重苦?」
と思えて
「そりゃぁ当時 体重が30キロ台というのも頷けるか」
今は
何の悩み事もないということで
体の大きさが倍ほどになりましたが・・・
「いいんだか 悪いんだか!」
「いやいや ぶ~ちゃんでも今は幸せです」
自分を責め
後悔の日々が続いたのですが
本当は一番悲しい
夫とのお別れの日が
自分が立ち直る一日目となりました
変な表現になりますが
夫が亡くなったことで
糸がプチンと切れたとも言えますが
夫が亡くなったことで
夫の残してくれた
宝物の子どもを育てるために
必死で生きてゆかなくてはならないという決意をし
一旦プチンと切れた糸を
自分で結び直したとも思える心境でした
夫が亡くなった時
人が亡くなるということは
奇跡が起きてほしいとどんなに望んでも
叶わないことなんだと思いました
余命が見立てより長くなることはあっても
最終的には
やっぱりお別れの日が来るということです
本当は分かっているはずなのに
何事も叶わないのは
努力が足らないからだと思っていたのが
人の生死には
努力だけでは
どうにもならないことがあるという現実を
突き付けられた気持ちでした
と同時に
(どうして 傍にいたのに気付いてあげられなかったのか?)
というのは
半分正解で
半分不正解だと思いました
何故かというと
夫本人にも気づけなかったことを
私が傍で気づくというのは
本当に可能だったのかと思うようになりました
そして
夫は若くして他界すること
私は若くして夫と死別すること
これは
受け入れがたいとはいえ
運命なのか
宿命なのか
分かりませんが
夫はもうこの世の人でなくなったので
泣こうが
叫ぼうが
現実を受け入れるしかないということです
近しい人との
永遠のお別れは
本当に辛いものです
ですが
夫のように
余命が短くとも
日数の余裕があれば
やりたいことも
心の準備も少なからずできるかもしれません
でも
突然の病や
突然の事故で亡くなると
そこからが
悲しみや辛さの始まりで
気持ちが癒える日がいつ来るのか
そのような経験をされた方を思うと
心が痛くなります
ですが
どんな経験をしたとしても
人は生きてゆかなければならず
過去を振り返ることはよくても
過去を生きるというのは
どうなのかなぁと
私は思ってしまいます
亡き人を思い出すことも
時には
亡き人を思って涙することも
残された生きている人には
必要なことだと思います
でも
今を生きず
過去のみに囚われて生きるというのは
ちょっと寂しいことのようにも思います
立ち直るまでに
どんなに年月がかかったとしても
やはり
いつかは
過去を生きるのではなく
今を生きることが
先に人生を全うした人も
望んでいることではないかと思ってしまいます
そして
人の生死だけでなく
過去の自分の失敗や
間違いや
後悔したことに
あまりに囚われてしまうと
どんどん自分で自分の首を絞めるという状態になるように思います
本当は
過去を生きることも
今を生きることも
人の自由です
大きなお世話です
でも
過去にはなかった
目に映る美しいものや
過去にはなかった
耳に聴こえる美しい調べや
過去にはなかった
色々なものを手に入れる権利を
放棄するのは
あまりにも
勿体ないという気持ちになります
ですが
過去の失敗や
過去の後悔や
過去の嫌なことを
度々思い出すというのが人です
私もそんな時があります
過去の出来事も
現在の出来事も
時にはモヤモヤすることもあります
でも
そんな時は
「許します」
「ごめんなさい」
「ありがとう」
「感謝しています」
と言うようにしています
「許します」は
自分に対しても
他人に対しても
許すということです
そして
「ごめんなさい」
「ありがとう」
「感謝しています」
これらも
自分に対しても
他人に対してもということです
私は気持ちが落ち着きます
それでもダメなら
パン!!!
両手を思い切り
目の前でたたいて
音によって
良くない考えを断ち切るようにしています
私にとっては
これはなかなかの効き目です
一つは
自分で出した大きな音を耳で聞くということ
もう一つは
思いっきり手を叩くことで
まぁまぁ手が痛くて
気持ちがそっちに行くこと
「何をしてるんだか!!!」
とも思いますが
自分が良ければそれでいいかと
夫の余命を宣告された時
一体いつまで戻れば
夫は亡くならないのかと
本気で考えたことがあります
ですが
今この瞬間より前は
一秒前も全て過去です
その過去をどんなに悔やんでも
タイムマシンでもない限り
やり直すことなんてできないので・・・
揺れることがあっても
間違えることがあっても
過去に囚われず
今をしっかり生きてゆこうと思います
皆さんにとって
素敵な一週間でありますように
それでは
また日曜日にお逢いしましょう
雅
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