花が

咲くまで・・・

 

皆さん いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます

皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか

 

我が家の方では先週は暖かくて お昼間はスプリングコートも必要ない日もありました

ところが

週末になってまた寒いです

皆さんのお住まいの方は如何ですか

心配な地震のニュースもありましたね

どうか 皆さんがご無事でありますように

 

 

それでは

今日の作品です

花が咲くまで

のんびりのんびり

ですが・・・

 

いよいよ桜の季節が近づいてきました

桜が大好きで 淡いピンク色も大大大好きな私にとっては 嬉しすぎて もうときめきが止まりません

そんな訳で

暫く お花を題材にした作品を書き 掲載したいと思います

 

そして

今日は

優しさや思いやりについてお話したいと思います

優しさと思いやりというのは

「優しいなぁ~」

「思いやりがあるなぁ~」

と使うことがあっても

私は普段あまり使い分けをしているという感覚がないのですが 実際には違いがあるようですね

 

優しさというのは

その人が生まれ持っている感情であり

相手がいなくても成立することもあり

自分が人の為によかれと思って善意を施す

相手に対して 何かをしてあげたいという気持ちであったり

目に見える形で他人に親切にすることとも言えるようですね

 

一方

思いやり

誰かに何かをする時に生まれる感情であり

相手がいないと成立しないと言えるようで

相手の気持ちを考えて行動したり 気配りをすることを言い

親切にすることもあれば あえて黙って見守ることもあると言えるようです

 

優しさや思いやりというのは

目に見える場合もあれば

目に見えない場合もあって

確かなもののような

不確かなようなものかなぁと思います

ですが

受け取った人からすると

一生の宝物と思えることもあるかと思います

 

私も幾度となく

優しさや思いやりをいただき 決して忘れてはいけないと思っています

そして

自分自身も

優しさや思いやりを一生持っていたいと思います

 

人の優しさや思いやりはそれぞれで

表現の仕方もそれぞれなので

他人さんのことは 出来事をお話できても その心情までは推し量ることはできないので

今日は 私の家族についてお話をさせていただきたいと思います

 

家族の優しさのお話をするのは 自慢話のようになるのではないかと 正直私自身どうなのかと思うのですが 心情をお伝えするのは一番分かりやすいので 私も一例としてお話しますので 皆さんも一例として受け止めていただけると幸いです

 

我が家では

夫が他界してから30年という時が流れました

当時

長子は3歳で 末子は10ヶ月でした

ですが

末子が生まれて10日程で夫は入院したので

その時 まだ長子は2歳で 父親の記憶はありません

写真やホームビデオを見て 父親を感じ取ることはできても

触れた記憶も

話した記憶も

思い出は何一つないのです

 

夫が他界した時

我が子達は幼過ぎて 深い悲しみという感情はなかったと思います

それについては 私自身は胸が痛まないのですが

その代わり

思い出がないというのは仕方がないこととはいえ 正直不憫でなりませんでした

 

夫はおりませんが

「お父さんが お母さんや ○○や○○のために 一生懸命お仕事をしてくれたから 今みんなごはんが食べられるんやで」

と言って 夫がいるような生活をしていたと思います

 

ですが

私が不憫と思うのとは裏腹に

我が子達は 父親への想いがとても強いです

 

小さい時というのは 友達のお父さんを見て 憧れというのもあったと思いますが

皆30歳を超えた今となっては 小さい時に 一緒に野球やサッカーをしたいという 父親を欲する気持ちとは少し違うのかもしれません

 

先日

長子が

「お父さんとお母さんって 何歳違いやったっけ?」

と聞いたので

今存命ならば 何歳でどんな感じなのかと 想像をしていたのだと思います

 

毎年

命日前に 家族揃ってお墓参りに行くのですが

長子は

命日ではなく 夫の誕生日当日に

必ず

「お父さん お誕生日おめでとう!」

と 家族のグループLINEではなく 私の個人LINEに送ってきます

そして

次の家族会の日

夫の愛飲していたたばこを そっとお供えしてくれます

 

末子は

お正月に

「お父さんとお母さんに・・・」

と言って お年玉をくれます

父親にお年玉と言っても

直接渡せるわけでもなく

何か買えるわけでもなく

私が お花やお供え物をするということなのですが

末子にとっては

父親が 実際にお年玉を使えるか 使えないかではないのだと思います

 

父親がいないという現実を変えることはできませんが

今でも 幼い時と同様

もしかしたらそれ以上に 我が子達は 父親への想いが強いのかもしれません

 

父親に対しての想いは

長子と末子では違いがあるのかもしれませんが

それぞれの

優しさと思いやりであると 私は思っています

 

 

話は変わりますが

今年の一月に

私は生まれつき 左の椎骨動脈がないということが検査で分かり リスクのある体であることが判明しました

それ以外にも 最近 お医者様に 検査で見たことがないと言われるような異常数値が出て 頭がフラッとすることも増えました

 

我が家では

月に一回 家族会というのを開いていて その日は皆予定を調整して 我が家で食事会をします

私の体のリスクについても 我が子達にとうとう話をしました

それぞれ到着時間が 午前午後と違いがあるので

午前に来た末子に先に話し

午後に来た長子に 後に話しをしました

 

長子は私に対して 途中で質問もしながら話を聞いていましたが

末子は 私の話に一度も口を挟まずに 最後まで聞いて

私が

「そうは言っても 薬を飲んで治るわけでもなく 手術ができるわけでもないので 今まで通り 好きなことをして 幸せに生きていくわ!」

と言ったら

「わかった」

と一言言って 話は終わりました

 

もし

他人さんのお話なら

「末子さんより 長子さんの方が優しいの?」

と思うかもしれませんが

私は30年以上 我が子達の母をしてきたので

長所も短所も その時々の心情も それなりに分かっているつもりです

ですから

末子は 何も言わなかったけれど

末子なりに 今の私の状態を受け止めたのだと思いました

 

すると

次の日の夜

末子からLINEが来て

「毎日 おはようとおやすみスタンプ貼るから 気がついた時 お母さんも貼り付けといて~」

と送ってきました

きっと

これが他人さんには分かりにくい

無口な末子の思いやりなのだと思います

 

「ありがとう 病気のこと気にしてくれてるの? 生存確認やなぁ」

「いつも気遣ってくれて お母さんは幸せやわ」

「本当にありがとう」

と返信しました

すると

「うんうん どういたしまして ペコリン!」

と返信がきて・・・

素直にとても嬉しかったです

 

我が家は

私も含め 全員あっさりしていると言いますか

用事がない限り

お互いに一切連絡をせず

<連絡がないのは 元気な証拠!>

という感じです

 

それだけに

毎日 朝晩

<おはよう!>

<おやすみ!>

とLINEをくれるなんて

「付き合いたての恋人同士

と思えるほどで

母はなかなかときめいて ある意味緊張の毎日です

 

嬉しくもあり

返信を忘れて心配をかけてもいけないので

ぼ~っとしておられず

なかなか刺激のある毎日で 老化予防にもよさそうです

ははは~

 

自分としては

「80歳くらいになったら たまに生存確認してもらわないとあかんかなぁ?」

と思っていましたが・・・

 

母の存命中は 一日一回ポットを使わなかったら 私の携帯に連絡が来るサービスを利用しようかと思ったこともありました

ですが

実家まで

歩いて10分!以内

自転車なら3分!の 今の家に引っ越してきたので その必要もなくなりましたが・・・

 

私はまだまだ先と思っていましたが

50代の最後で もうこんなお世話になるとは思いもよらず

それ程心配してくれていると思えば 本当に有難いことです

 

そして

リスクのある体と分かったので

末子の思いやりである 毎日のLINEは 私に安心感をくれました

 

お互いに用事がない限り連絡をしない家族ではありますが

決して仲が悪いわけではなく

むしろ

しょっちゅう会ったり話さなくても 心が通じていると私は思っています

 

我が家は家族全員 夫も含めて 誰も雄弁に話せる者はおらず

当然夫婦がそうなので おのずと子供もそうなり 言葉足らずで 時に誤解を生むこともあります

私も話すことが得意ではなく

まして

滑舌がいいわけでもないので

「講師として ほんま致命的!!!」

と思うばかりです

 

特に

末子は一番の無口なので 優しさや思いやりも分かりにくいのですが 本人は相手が気づかなくてもいいそうです

むしろ

気づかなくていいそうです

 

私は知らない出来事なのですが

末子が小学校低学年の頃

母が我が家に来ていて ちょっと手枕で横になっていたら

2mほど先から 母に向かって 俵型のクッションが転がってきたそうです

「○○ちゃん これおばあちゃんに貸してくれるの?」

と母が聞いたら

「うん」

と言ったそうです

 

「おばあちゃん これ枕にしたら!」

と言うのが照れくさかったのでしょうかね

こういう部分は生まれつきなのか 大人になっても全く変わっていない気がします

 

また

末子がごく小さい時

実家で預かってもらっていて

「○○ちゃん 晩御飯何がいい?」

と母が聞いたら

「お母さんがお寿司が好きやから お寿司にして」

と言ったそうです

 

いつも母が後に聞かせてくれるのですが

その度に

「○○は ○○さんが早く亡くなって可哀そうやけど 子供はみんな優しくてほんま幸せやなぁ」

と私に言ってくれました

本当に有難いことです

 

 

今日は

我が家の 家族の優しさや思いやりの話をし 大変失礼いたしました

優しさや思いやりというのは

本当に人それぞれで

お話しをしてあげることも

お話しを聞いてあげることも

あえて何も聞かずに寄り添うことも

時と場合により

そして

それぞれの考え方により

全て

優しさであり

思いやりであると 私は思います

 

余談ですが

今日お話した

長子が 夫の誕生日にお祝いメールを私にくれることも

そっとたばこをお供えしてくれることも

 

末子が 夫にもお年玉をくれることも

毎日 おはよう おやすみのLINEをくれることも

兄弟はお互いに知りません

何故なら

このホームページを見ていないからです

 

そして

お互いが 夫と私にしてくれることを あえて私が知らせていないからです

「家族やのに他人行儀な!」

というお声もあると思うのですが

 

私の思う

優しさや思いやり

それぞれが

心からしてあげたいと思うことが大切で

強制するものでも

真似をするものでもないと思っているので

あえて何も言いません

 

ですが

兄弟がお互いの為に コソッとしてやったことに関しては 私は言ってやります

何故なら

こんな優しさもあるという学び

いただいた優しさに対しての 

感謝の気持ちの表現をする学びが必要と思っているので

幼い頃から そのようにしてきました

もし

私のしてきた行動が

今少しでも花開いているならば

心から とても嬉しく思います

 

今日の作品の

花が咲くまで

のんびりのんびり

ですが・・・

 

子育てをしている時は

特に

新生児の時は 真夜中もおおよそ二時間おきに授乳をして

「この寝不足は一体いつまで続くの?」

と母親は思うかもしれません

(我が家では 末子は30分おきだったので 私はいつも上半身裸のあられもない姿で寝ていました)

(誰にも見られないから まぁいいのですが ははは~)

 

思春期になり

「別に・・・」

「・・・」

と 親を鬱陶しく感じるのも 成長の過程とも言えるのでしょうね

 

ですが

親は渦中の時

「他人事だからそんな悠長なことが言えるのよ!」

という思いなのですが

後になると

「そんなこともあったなぁ!」

と思えるかもしれません

 

どのご家庭でも

子供の誕生から成人するまで

就職するまで 平坦な道のりではないと思います

 

勿論我が家ももれなく

一人での子育ての上

私が数々の病気や 難病にも罹患したので 平坦なわけがありません

 

ですが

我が子達も皆30歳を超え

私自身も エンディングノートを書く年齢になると

人生の残り時間は短くとも

実際の花が咲くことも

子育ての結果としての花が咲くことも

余裕が出るのか

のんびりと待つことができるように思います

 

以前に

<子育ては 介護で完結する!>

という言葉を聞いたことがあります

子育てが成功だったかどうか

親子関係がどうだったかというのは

親の介護の時が来たら 結果が出るということらしいのですが

なかなか確信をつく ドキッとする言葉でした

 

実際に介護をするかしないかということは

それぞれの家庭の状況にもよるので 一概には言えませんが

気持ちの問題としては

親が弱ってから 親子関係が改めて問われるということで

深いと言いますか 考えさせられるお話でした

 

どんなに元気であっても

誰しも明日のことは分かりません

私もリスクのある体とはいえ

もしかしたら

今とそれ程変わりなく 長生きできるのかもしれません

 

末子が

<おはよう>

<おやすみ>

と LINEをくれることになったので

これで

一人で長期間冷たくなって迷惑をかけるということがなくなったという安心感が生まれ

いつ最期の日が来ても

「いい人生だったなぁ!」

と思えそうです

 

そうは言いながらも

何故か リスクのある体と分かってから

「案外長生きするんちゃうか~」

と思ってみたり

我が子達にも

「お母さん リスクがあるあるって言ってたけど 長生きやったなぁ~」

「あるある詐欺やったなぁ~」

と言われるような気もします

 

 

そして

我が子達に願うことは

父親がいないという 寂しさや辛さを経験したからこそ

今と変わりなく

人の心の痛みが分かる

優しさと思いやり

のある人でいてほしい

 

夫も

たくましくとも 

思いやりのある 

優しい男になってください

と書き残しているので

我が子達

母も父と同じ想いです

どうか

優しさと思いやりのある人でいてください

 

 

皆さんにとって

素敵な一週間でありますように

それでは

また日曜日にお逢いしましょう

 

 

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