皆さん
いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます
皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか
我が家の方では
二月で寒いことには違いがないのですが
極寒というほどでもなく
体もだいぶ寒さに慣れてきたのかもしれません
40年以上花粉症の私は
最近
天気予報より
花粉情報の方が気になってしまいます
人生もだいぶ終盤になってきたので
時を無駄に過ごすのは勿体ないのですが
この時期は
なんとかやり過ごしたいという気持ちになってしまいます
花粉の飛散は取り合えず置いといて
暖かい春がやってくることを
楽しみに待ちたいと思います
それでは
今日の作品です
いいかげんより
良い加減に
ですが・・・
いいかげんという言葉には
二つの意味があると思います
「あの人はいいかげんな人やわ~」
とか
「いいかげんにしろ!」
と言うように
悪い意味として使う場合もありますが
「ちょうどいいかげんのお湯です」
とか
「ちょうどいいかげんの箱の大きさです」
など
程よいお湯加減や
手頃な大きさという
良い意味で使う場合もあります
こう思うと
本当に日本語って難しいなぁと思ってしまいます
「日本人だけど・・・」
ですが
私は自分勝手に
いいがけんを使い分けしております
悪い意味で使う時は
「いいかげんやなぁ」
と言い
字に書くと
ひらがなにしています
ですが
良い意味で使う場合は
「ちょうど良い加減やったわ」
とか
「ちょうどええ加減やったわ」
と言い感じであるという表現のために
ちょうどを使ったり
良いをええに変えたり
字にすると
いいを良いに
かげんを加減にという漢字に変えています
なんだかややこしい話ですみません・・・
気を取り直して
突然ですが
私の子供の頃のお話しです
物心がついてから
小学校時代くらいまで
お中元とお歳暮の時期になると
我が家の客間の床の間の前は
お贈りくださったお品物が山ほど積み上がっていました
規模としてはだいぶ違いますが
たまに見る
ファンから送られた
アイドルへのプレゼントの山という感じです
物心がつく頃からその状況だったので
特別とも全く思わず
幼かったので
当たり前というのとも違って
ある意味
一年に二回の風物詩で
そんなものと思っていましたが
友達が遊びに来た時
みんなのお家はそうではないということが分かりました
ですが
私がちょっと大きくなった頃
ある年から
徐々にフェイドアウトするようになり
そして
そのうち
数えられるくらいのお届け物となりました
何故そのようなことになったのかと申しますと
父はずっと同じ会社なのですが
経理の仕事をしている時は
時代もあるのでしょうが
会社にだけでなく
個人に対しても
心付けというのでしょうか
取引先から山ほどの贈り物があったようです
ところが
部署が変わると
その心付けというのも必要なくなったのか
我が家の床の間の前が
お品物で塞がるということもなくなりました
子どもながらに
ちょっと世の中の裏を見た気がしました
まぁ50年以上前のお話しなので
ひと昔前というより
だいぶ昔という感じですが・・・
世の中的にもそうゆうことだったのでしょうかね
今から考えれば
日々高価な食材を頂いていました
昔はビフテキと言いましたが
今でいうところのステーキや
松茸もよく頂きました
クリスマスの頃には
「結婚式???」
と思えるような
今では見たこともないような大きさの二段のケーキを
父は連日持って帰ってきました
よく接待をしていただいていたので
お寿司のお土産も多く
家族としては恩恵にあずかり有難かったのだと思います
その頃は子供だったので何も感じませんでしたが
基本
贈り物をいただいたら
お返しをするということならば
お中元とお歳暮だけではないので
あれだけ頂いたお品物に対して
同じように
お返しをしていたら
きっと我が家の家計は破綻していたのではないかと思ってしまいます
主婦の私としては
今更ながら
なんだかひやひやするようなお話しなのですが
たぶん
取引先からいただいたお品は
貰いっぱなしだったのではないかと思います
そして
またまた今更ながらなのですが
母が専業主婦で本当に良かったと思います
年に二回とはいえ
あれだけの贈り物を受け取るのは
本当に大変なことだったのではないかと思います
今ならば
ネットで
配達の変更もできるので
例えば
週末にまとめて受け取るということも可能でしょうが
そうもできず
順々に届く贈り物を受け取るということで
その時期は
外出もままならないことだったのではないかと思います
そして
今では考えられませんが
もし留守に配達があった場合は
今のように
不在通知表がポストに投函されるのではなく
ご近所に荷物を預かっていただくというのが当たり前でした
私も何度も
ご近所のお荷物をお預かりしたことがありますが
ただ渡されるだけで
「○○さんがお留守ですので 預かってください!」
ということで
サインをするということもなく・・・
暗黙の信頼関係と言いますか
それがまかり通る時代だったのでしょうね
今の時代ならば
隣の人に会ったこともないという人がいくらでもいそうです
今も昔も
ご近所と必ずしも仲が良いとは言えないのでしょうから
「隣に預けるくらいなら 玄関前に置いといてくれ!」
と今で言うところの置き配をしてほしいと
昔の人も思っていたかもしれません
たまに一つくらいなら
それもお互い様という時代だったかもしれませんが
我が家のあれだけの荷物をご近所に預かっていただくとなると
ご迷惑以外の何ものでもないという感じです
両親は既に他界しているので
当時の様子を聞くことはできませんが
母もそれなりに
その時期は気遣っていたのではないかと思います
そして
子どの頃
お歳暮に何をいただいていたかというのは
全く思い出せないのですが
お中元はとても楽しみにしていました
頂くお中元で覚えているのは
父にお贈りくださった
ビール
家族にお贈りくださった
おそうめん
そして
私達子供が喜ぶと思ってくださったのではないかと思える
カルピスです
特にカルピスは
何箱もいただくので
一年中飲み放題という感じでした
今のような簡易包装もない時代なので
完全包装となり
贈り物がなかなかの量で
包装紙を開封するのは
子どもの仕事となっておりました
子どもながらにえらいもので
毎年となると
なんとなく
見ただけで
「これってカルピス?」
っと分かるようになり
開封してみると
「やっぱりカルピス!」
と喜んだことが
今でも思い出されます
ですが
時には
カルピスと同じ大きさの箱で
同じ重さくらいと思って
ワクワクして開けてみたら
固形石鹸!ということもあり
がっがりしたことも
今ではいい思い出の一つです
そして
そのカルピスにも
白いカルピスも勿論嬉しいのですが
時には
オレンジとグレープが入っていたり
プラスチックのマドラーが付いていたりと
子どもながらに
特別感を感じる時もありました
今でこそ
スーパーに行けば
白いカルピス以外の
色々なお味があり
期間限定物も購入できますが
昔は
スーパーでは
白いカルピスしか購入できず
オレンジやグレープは
ギフト用の限定品だったのではないかと思います
パッと蓋を開け
オレンジやグレープのカルピスの入っていた時の
ときめき感と言いますか
高揚感と言いますか
特別感と言いますか
歳を重ねた今でも
まるで昨日のようです
そんなことで
お中元をいただいた後の
我が家のキッチンの下にあった
床下収納庫は
ビールとカルピスでいっぱいでした
今更ながら
思い出すだけでも
なんとも幸せ♥
今日の作品の
いいかげんより
良い加減に
ですが・・・
この作品を見ると
私はカルピスを思い出します
濃縮のカルピス原液を希釈する時
個人のお好みはありますが
原液に対して
お水が多すぎても
薄くて美味しくなく
かと言って
濃ければいいというものでもなく
人によるとはいえ
ちょうど良い加減!
ちょうどいい塩梅!
というのは誰しもあると思います
何も考えずに
原液をドバッ!
お水もドバッ!
といいかげんに入れても美味しければ
それはそれでいいのですが
でも
企業さんがおおよそ
〖これくらいの希釈がおいしいですよ〗
と表示してくださっているくらいが
やっぱり美味しいのではないかと思います
個人で多少の差はあれ
それこそが
ちょうど良い加減!
ちょうど良い塩梅!
ということでないかと思います
何事も
足らないのはダメですが
過ぎてもダメということではないかと思います
もしかしたら
人生も味付けも
欲張らずに
微妙にちょっと足らないくらいが
後々ちょうどいいのかも・・・
話は変わりますが
ペットボトル入りのカルピスって
皆さん飲まれますでしょうか?
私は
家族会で子供が帰って来た時
たまに購入するので
年に数回飲むのですが
あのお味って
絶妙に感じます
一口目は
家で原液を希釈する場合より
薄く感じるので
「なんか薄いかなぁ~」
と思ってしまうのですが
飲み進めていくうちに
私はちょうど良くなってきて
いつも不思議に思いますが
あの濃さこそが
いくらでもゴクゴク飲める
カルピスの美味しさなのだと思います
同じくペットボトルの
濃い味のカルピスもありますが
あれはあれで美味しいのですが
普通のカルピスに戻ってきた時に
薄いと感じず飲めるのが
これまた不思議です
やはりプロが考えておられるからなのでしょうね
家で原液を希釈するカルピスも
ペットボトルの濃いめのカルピスも
そして
ペットボトルの普通のカルピスも
どれも美味しいのですが
それぞれを比べるというよりも
私は
別の商品のように感じます
それぞれが
いいかげんではなく
ちょうど良い加減
の濃さになることで
飲んだ時に
なんだか
ホッとするような
懐かしいような気持ちになるのではないかと思います
私は
子どもの頃の
お中元のカルピスの思い出と相まって
カルピスにときめいております
キュン♥
余談ですが
最近では
カルピスと
森永ミルクれん乳のコラボ商品が
とっても美味しかったです
再び
キュンキュン♥
そして
人生全て
いいかげんではなく
良い加減になりますように
と願って
これからも
楽しく生きてゆきたいと思います
皆さんにとって
素敵な一週間でありますように
それでは
また日曜日にお逢いしましょう
雅
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