ごめんね
皆さん いつも雅の遊び字ギャラリーにお越しいただきましてありがとうございます
皆さんにはお変わりなくお過ごしでしょうか
相変わらず 世の中は重苦しい雰囲気ですが 自分なりの楽しみや リラックス方法を見つけ 毎日を過ごせていければいいなぁと思っております
私の教室も昨年とは違い お世話になっている施設も今のところは閉鎖になることはないようです
学校が休校になっていないということも 一つの指針のようです
これから先は 生徒の皆さんそれぞれにご判断をお任せして 教室の運営をしていきたいと思います
そして
私の教室には 医療関係者の方もお越しになっています
ですが
万一にも私への感染をご心配いただき ずっとお休みをしてくださっています
命の危険に晒されながらも 精一杯頑張ってくださっている方々が ほんの少しの楽しみさえ我慢してくださっていることが心苦しく思います
今は お心遣いのお気持ちを頂戴しておりますが 一日も早く世の中が落ち着いて平和になり またお稽古に来てくださる日を 唯々心待ちにしております
全ての医療関係者の方に 心より感謝を申し上げます
そして
多くの方に このホームページをご高覧いただきまして 心より御礼を申し上げます
沢山のお言葉をいただき とても励みになっております
本当にありがとうございます
途中から このホームページをご高覧いただいた多くの方から
「三時間以上かけて全部読みました!」
「食事をするのを忘れて読みふけりました!」
などなど
本当に有り難い限りです
「でも お食事はしてくださいね!」
そして
「私のおっちょこちょいぶりが面白い!」
というご意見が圧倒的に多くてですね
時には真面目な話題も書いておりますが・・・
毎回 作品に合うお話を考えて書いております
私の作品は 頭で考えて書くことがなく 本当に有り難い事に 所構わず 時間構わず 何故か ふわっと舞い降りてきます
それだけに 作品に合う文章を考えるのは 少し時間がかかります
自分のその日の出来事を書くのは 多くの方がなさっているので 私はちょっと違う路線で行っております
そして
作品は 思いや出来事から感じ取ったものを書くというバックボーンがないため まるで 別のどなたかが考えられた作品を 私の体を通して舞い降りてきて 清書しているだけという感じです
それだけに 既にエピソードのある作品の場合は そのエピソードを文章にすればいいのですが 私の場合は作品が舞い降りてきて 具体的なエピソードがあるわけではないため 毎回 少ない引き出しを引っ張り出して 時には 引き出しを引き抜いて 頭をフル回転で 作品に合う文章を考えています
毎回毎回
「次回はもう引き出しがない!」
「あかん!」
「ネタも尽きたし 来週はどうしよう!!!」
と思うのですが
今のところ
何故か それなりに作品に合うお話が思い出されて 書き出すと段々乗ってきて 最近は 毎回気付けば 4000文字 5000文字以上となっています
因みに 今日は約4600文字です
そして
いつもながら 話は脱線しますが・・・
私の叔父が 長年手書きの年賀状を送ってくれていました
年々印刷が多くなる中 その手書きがとても楽しみでした
毎年同じ書式なのですが
おめでとうを頭文字にして 続く文章が書いてあります
お〇〇〇〇〇〇
め〇〇〇〇〇〇
で〇〇〇〇〇〇
と〇〇〇〇〇〇
う〇〇〇〇〇〇
ところが
ある年 年賀状が届きませんでした
「もしかしたら病気にでもなったの?」
と心配になって尋ねてみたら・・・
「昨年はいい文章が思いつかへんかってん!」
「せやし送らんかったわ!」
とのこと
病気ではなくてホッとしました
そして
今は その頃の叔父の気持ちが
「分かるわ~!」
まさしく
毎週の今の私の気持ちです
作品に合う文章が書けないのではないかと 毎週ヒヤヒヤしております
いつか
「書けなくなりました!」
と言ってお休みしないように 頑張りたいと思います
10年以上作品を書いていて 作品制作は自分でも好きだと認識していましたが
大変な世の中になり 思わずホームページを始めたことで 私は文章を書くことは 得意ではないけれど 嫌いではなく 苦痛でもない
どちらかと言えば好きなんだと 自分の新しい一面を発見しました
ですが
この長文にお付き合いくださる皆さんには 貴重なお時間を頂戴し申し訳なく思うと共に 唯々感謝の気持ちでいっぱいです
本当にありがとうございます
何はともあれ 今後とも末永くよろしくお願いいたします
それでは
今日の作品です
ありがとう言えなくて
ごめんね
ですが・・・
本当は とても感謝していたり 詫びる気持ちがあるにも関わらず なかなか素直に気持ちをお伝えできないというお話をよくお聞きします
「他人さんには言えても 夫婦や親子になると なかなか言うことができなくて・・・」
でも
よくよく考えてみたら 一生お付き合いする他人さんはどれだけおられるでしょうか?
ですが
夫婦や親子はそういうわけにはいきません
基本的に一生のお付き合いです!
ならば
むしろ
夫婦や親子こそ 躊躇せず
「ありがとう!」
「ごめんね!」
と言うべきなのかもしれません
人の命は 誰しも明日は分かりません
言える時に・・・
言える間に伝えることができるのは
夫と死別した私には
とても幸せなことに思えます
そして
決して後悔しないために・・・
身内であるがために
照れくさかったり 今更という気持ちがあるかもしれませんが
身内であるがために
「ありがとう!」
と言われるのはとても嬉しいかもしれません
私は 我が子が幼い時から
「ありがとう!」
と言う言葉は できるだけ多く使うようにしてきました
大人になれば考えも深くなり 色々な場面で 色々な事を使い分けできるようになります
でも
子どもの間は
躾もしかり 親に教わったこと
家庭での習慣が そのまま 自宅の外でも行われて
子どもを通して 親とその家庭のありようが そのまま映し出されるのだと思います
「キャー 恐ろしい~!」
昔聞いた笑い話ですが・・・
小学生の女の子が 調理実習で先生に怒られました
お米を研ぐ時に 手で研がずに 泡立て器を使ってお米を研いだようです
先生がかんかんに怒られたかどうかは分かりませんが
きっと 女の子は何故先生に怒られているのか 分からなかったと思います
だって
お家では お母さんは泡立て器でお米を研いでおられるのだから・・・
もしかしたら 女の子はよくお手伝いもしているのかもしれません
そのご家庭では それが当たり前なのですからね
今では
冷たいお水を触らなくていいように
また
ネイルをしていても傷つかないように 泡立て器を使われる方もおられますし
それ専用の お米を研ぐ道具も販売されています
「時代は変わりましたなぁ!」
今だったら先生に怒られないのでしょうかね?
又
小さい男の子と女の子がおままごとをしていると
男の子が 会社から帰って来るという設定でした
男の子が
「ただいま!」
と言うと
女の子が
「あなた 毎日毎日お酒を飲んできて!」
「もう いい加減にしてください!」
とのセリフ!
男の子はなんで怒られたのかも分からずに
キョトン!!!!!
そういう設定かもしれませんが
たぶん 女の子のお家の様子ではないかと思って・・・
もしかしたら
男の子が会社から帰って来るだけが決まった設定で
その後は 女の子の超絶アドリブかも・・・
女は生まれながらの女優なんて言われてますから・・・
このおままごとの様子を 女の子のお母さんが見ると顔から火が出るかも!!!
そして
男の子のお母さんが見ると
どんな顔をしていいものやら!
ご主人様がお帰りになると 玄関先で 今日のこの出来事をすぐに話したくなるかも
「あなた 今日 〇〇ちゃんがね・・・」
と・・・
子ども達は
よ~く見ています
そして
よ~く聞いています
それから
よ~く物真似をします
しかも完全コピーで・・・
再び
「キャー 恐ろしい~!」
話はガラッと変わります
私の両親は既に他界しておりますが
父は 今の私と変わらない年の頃
脳の病気で倒れて生死を彷徨った後 18年間の闘病生活の末 他界いたしました
母には
「定年後には 二人でのんびり旅行でもしよう!」
と約束していたようですが その願いも叶わずとなってしまいました
とても残念なことではありますが
18年の闘病生活の中
母が一つ喜んでいたことがあります
それは
脳の病気であったため
元気な時とは 少し父が変わったようです
元々優しい父ではありましたが
昭和の男!なのでしょうか?
母には あまり
「ありがとう!」や
「すまんなぁ!」
と言わなかったそうです
ですが
病気になってからは
今までの分を取り返すがごとく
事あるごとに母に
「ありがとう!」
「ありがとう!」
「すまんなぁ!」
「いつもすまんなぁ!」
と言うようになったそうです
母にしたら
「元気な時に言ってほしかったわ!」
と言ってはいましたが
まんざらでもないようで とても嬉しそうでした
そして
何より
「ありがとう!」
「いつもすまんなぁ!」
と 父に言ってもらえることで 大変な介護も報われる気持ちだったのではないかと思いました
又
元気な時は お酒を飲んだら饒舌になる父でしたが 普段はどちらかと言えば物静かなほうでした
ですが
病気になってからは
言葉を心に留めておくということがなくなり 思ったことを口にするようになりました
よく父は私に
「〇〇は全然痩せんでええなぁ!」
「肥えててほんまに羨ましいわ!」
とのこと
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
当時 今よりもっと太っていたので まぁその通りなのですが・・・
絶句と言いますか・・・
もう笑うしかない!
ちょっと補足をすると
このセリフ 嫌みでもなんでもないんです
思ったことを言ったには違いがないのですが・・・
父は病気になってから ちょっと自分が痩せたのは嫌だったのと
若い頃から ふっくらした女性が好みのようで・・・
父にしたら 最大限の褒め言葉なんです!
もう笑うしかないでしょ!
そう言う意味では 母はスリムで 体型としては好みではなかったのかも・・・
実は 我が家は子どもの頃から全員スリムでして・・・
そして
我が子も今のところ全員スリムです
私も40代前半までは普通体型だったので 好きなだけ食べても太ると思っていなかったのですが
「いつの頃からか なんで私だけ太りやすい体質になったのやら!」
「?????」
「?????」
父に
「〇〇は全然痩せんでええなぁ!」
「肥えててほんまに羨ましいわ!」
と言われる度
母が慰めるごとく
「お父さんは褒めてはるんやで!」
「我が家は全員痩せてるから 家では〇〇は肥えて見えるけど 一歩外に出たらそうでもないで!」
とのこと
(慰めてくれてるけど どうなん?)
ここで
「慰めてくれて ありがとう!」
と言うべきなんだけど
今から考えたら 一回も
「ありがとう!」
と言っていないです
父が
「痩せんでええなぁ!」
と言い
母が
「一歩外に出たらそうでもないで!」
と言い もうこの小芝居がお約束のようになっていて
「出るよ! 出るよ! もうすぐ!」
「水戸黄門の印籠が!」
みたいな感じです
そして
家族で一笑いが起きます
今日の作品の
ありがとう言えなくて
ごめんね
の作者は私ですが
母には 慰めてもらったのに
「ありがとう!」
とは言っていませんが
毎回の家族の一笑いで許してもらうことにします
そして
父は元気な時
本当は心の中では母に
「ありがとう言えなくて すまんな!」
と言って 感謝していたのではないかと思っています
皆さんにとって
素敵な一週間でありますように
それではまた~
雅